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狂犬病の症状問題で悩まないためにワクチン予防接種をすることは義務

2020年06月16日

狂犬病がどれだけ恐ろしい病気であるかということは、ほぼ根絶されたといっていい日本では逆に知られていません。むしろ噛まれたら死ぬという意識がある国に暮らす人達の方がその恐ろしさを知っているため、ウロウロしている野犬などには不用意に手を出さないのです。日本では大事に飼育されている犬がほとんどのため、その感覚で可愛いと手を出したところを噛まれて罹患してしまうケースが圧倒的に多いと言えます。

現在のところ、人から人への呼吸や接触感染は確認されていませんが、角膜移植で感染したという例があります。発症してから死に至るまでの苦しみ方は、とても正視できるものではなく、愛犬が発症してしまった場合にもまったく同じ症状で苦しみながら死んでいくため、とにかくウイルスに感染しないことが何よりも大事です。毎年春には狂犬病法において義務付けられた狂犬病予防接種の通知が、保健所に届け出られた犬すべての飼い主に対して送られます。

猫と違って犬を飼育する場合に保健所に届け出る必要があるのは、狂犬病予防接種のためといっても過言ではありません。他にも犬の飼育に関するいろいろな悩みごとの相談にも応じていますが、保健所にとっては狂犬病を広めないことが最も重要な責務だからです。

狂犬病ワクチンの予防接種は犬と人の両方があります。犬の場合は学校などで集団接種を行う他、かかりつけの動物病院でも受けることができます。集団接種会場で受けた場合、接種によって愛犬の容態がおかしくなっても処置をしてくれませんので、料金には違いがないことから動物病院で受けるのが安全です。

ワクチンの薬液には毒性を弱めたり、もしくは毒性が入っていない病原体が入っており、この薬液の投与によって病原体に対する免疫を付けることが一番の目的です。他のあらゆるワクチン接種も同じ観点から行われるため、その仕組みは容易に理解できます。海外からウイルス感染した犬が入ってくることも皆無ではない今、愛犬を守るには予防接種をきちんと受けておく以外にありません。

人にも狂犬病のためのワクチン予防接種があり、海外へ渡航するにあたって狂犬病発生が確認されている国であれば、渡航前の暴露前接種と呼ばれる予防接種をしておくとひとまず安心です。野生動物はもちろん、犬や猫にもむやみに近づかず、くれぐれも手を出さないようにします。
もし噛まれてしまった場合には、傷口を石鹸と流水でよく洗い流してすぐさま医療機関を受診し、暴露後接種と呼ばれる複数回にわたるワクチン接種を受けることにより、発症を予防する治療が可能です。

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